ダメ経営論③ 何もしない勇気

正直に言うと、

これが一番むずかしい。

 

何もしないこと

 

やれるのに、やらない。

見えているのに、手を出さない。


これは

怠慢でも

放棄でもない。

 

ただ、

強い不安を伴う。

 

人は、

気づくと何かしてしまう。

放っておけない。

誰かが困りそうだと、

先に手を出す。

空気が止まると、

つい埋めにいく。

 

頼まれていなくても。

期待されているかどうかも分からなくても。

・つい、やっちまう

・動いちまう

 

そして

また、自分がいないと

回らない世界を延長させる。

 

そして

あー

また休めないじゃん、って。

 

その世界を作り続けてるのは

自分なのに(笑)

(あ、究極は回るんですけどね。だって、誰かの死後に、世界が止まった試しはないでしよ?(笑)

 

何もしない=無責任?

そう感じる人は多いと思う。

 

手を出さないと、冷たい気がする。

見ているだけだと、逃げている気がする。

でも、

よくよく観察してみると

そこには別の感情が混ざっている気がする。

 

必要とされなくなることへの不安。

 

身近に、

ほとんど何もしない人がいる。

指示もしない。

管理もしない。

それなのに、

場は回っている。

誰かが考え、

誰かが引き受け、

誰かが育っていく。

 

そんな光景を見て、

人はふと、思うのかもしれない。

 

自分、いらなくなるんじゃないか

 

早く、自分がいなくても

自分で考え、

自分で動けるようになってほしい!

そう

心から相手に自立を願うのと同時に

 

100%は離れてほしくない

“少しは必要とされていたい”

 

こんな気持ちも同時に抱えているのだろう

この二つは、

きれいには両立しない。

多くの場合、

ここで葛藤が生まれる。

 

でも、それは

しゃーないんだと思う。

 

だって人間だもの。

両方本当だし

両方尊い本音だから。

 

何もしない勇気とは、

強さではない。

たぶん、

• 不要になるかもしれない不安を受け入れること

• 出番がなくなる時間に耐えること

• 助けない自分を許すこと

 

そして、

それでも関係が続くかどうかを

相手に委ねること。

 

当然、僕の中にも

この恐れは確実にあると思う。

 

今日の処方箋(ダメ経営論③)

 

今日、

一つだけでいい。

やれることを、

あえて一つ、やらない。

口出しをしない。

先回りをしない。

肩代わりをしない。

そのあと、

世界がどう動くかを

少し距離を取って眺めてみる。

たぶん、それが一番

落ち着かない

 

最後に

何もしない勇気は、

成熟の証だと

簡単には言えない。

 

多くの場合、

それはただの練習だ。

怖さと一緒に

立っていられるかどうかの。

 

今日も貼っておこう。

何もしない。

それで崩れる関係なら、

それも一つの現実。

 

…現実をそのまま

受け入れられる能力って

もしや一番すごいことなのかもね。