今日、思い出したことがある。
19歳のとき、
自業自得の失恋で心が砕けた夜。
駐車場で、突然メロディと歌詞が降りてきた。
あれが、最初の曲だった。
何かを失ったときや
苦しいときほど、曲は生まれる。
本気で誰かを想うと、
旋律も言葉も、
どこからか湧き上がってくる。
しかも、そういうときに限って
あっという間にできあがってしまう。
そんなことを思っていた、19歳。
それからいくつか曲を書いた。
30年近く眠ったままのものもある。
でも、自分のために書いた曲は
実はひとつもない。
というより、
ひとつも湧いてこなかった。
音楽の技術もセンスも、
正直あるとは思っていない。
それでも、形になった曲はすべて、
応援したい誰かがいたとき。
愛している人がいたとき。
もう会えない存在に
伝えたい何かがあったとき。
今日、そんなことを思い出した。
19歳の自分と
48歳の自分が、
ようやく再会したような感覚。
気のせいかもしれないけど、
「覚えていてくれて、ありがとう」
そんな声が
どこかから聞こえた気がした。
昨日、
尊敬する方のセミナーで聞いた話とも
どこか重なった。
人を本気で想うエネルギーは、
想像以上に大きいのかもしれない。
たぶん、
僕の音楽の原点も
そこにある。
仕事も、スポーツも、音楽も、
きっと同じ。
誰かを本気で想う気持ち。
それ以上のエネルギー源は、
もしかしたら
この地球にはないのかもしれない。