誰も見ていない頃に燃える癖

ドーハの悲劇から、もう約33年。

あの頃の僕は、寝ても覚めてもサッカー!

誰よりも日本サッカーを応援していたと思う。

その後、日本代表が初めてワールドカップに出場した試合を含め、3大会連続でワールドカップの日本戦を現地まで観に行った。

今思えば、それが僕がサラリーマンを諦めた理由のひとつかもしれない。笑

4年に一度のワールドカップのたびに、長期休みを取れない人生は嫌だった。

当時は、日本がワールドカップに出場すること自体が夢だった。

あの頃はまだ日本リーグの時代で、試合を観に行ってもスタンドはガラガラだった。

でも、だからこそ燃えた。

誰もまだ注目していないもの。
世の中が気づく前の熱。
まだ形になっていない未来。

そういうものを見つけると、どうしても胸が熱くなる。

それが今では、日本代表が世界の強豪と本気で戦う時代になった。

出場することが夢だった日本が、世界の舞台で当たり前のように戦っている。

本当にすごいことだと思う。

一方で僕は、自分で始めた仕事に夢中になりすぎて、ワールドカップが開催されることすら直前まで知らなかった。笑

時が経つというのは、こういうことなのかもしれない。

酵素やファスティングも、同じだった。

僕が伝え始めた25年前は、まだほとんど誰も知らなかった。

説明しても、なかなか伝わらない。
怪しまれることもある。
でも、自分には確かに未来が見えていた。

だから燃えた。

あれから時が経ち、今では酵素もファスティングも、少しずつ文化になりつつある。

それは本当に嬉しいこと。

でも正直に言うと、どこか昔ほど燃えない自分もいる。笑

たぶんそれは、嫌いになったわけでも、飽きたわけでもない。

僕の役目そのものが、未来へ繋ぐことなのだと思う。

まだ誰も気づいていないものを見つける。
そこに未来を感じる。
最初の火をつける。
人に伝える。
文化になるまで橋をかける。

そして、それが自分がいなくても自走し始めると、どこかで自分の中に「お役目終了」のフラグが立つ。

もちろん、感謝も愛着もある。

でも魂は、もう次の未開拓地を探し始めている。

逆に、世間が一斉に注目し始めると、少し興味が薄れてしまう。

これは癖なのか。
プライドなのか。
ただのひねくれ者なのか。笑

でもたぶん、僕は昔から、まだ誰も目をつけていないものに未来を感じるのが好きなのだと思う。

日本サッカーもそうだった。
酵素も、ファスティングもそうだった。

そして今、自分が夢中になっているものも、きっと同じなのかもしれない。

まだ世の中の多くの人が気づいていないもの。

でも、自分には確かに未来が見えているもの。

そういうものに人生を賭けたくなる。

いいのか悪いのかはさておき

僕はきっと、完成された場所に居続ける人ではなく、まだ形になっていない未来に火を灯すことに燃える

そんな役目なのかと思う。